矯正治療の、多くが前歯の問題だったりします。

  1. でこぼこである(叢生と言います)
  2. 前に出ている(上顎前突、出っ歯)
  3. 後ろに引っ込んでる(下顎前突、受け口)

患者さんが望む形に見た目を整えるには、6本の前歯(糸切り歯から糸切り歯まで)のすぐ後ろの歯を抜くのが一般的には一番効率がよいのです(矯正用のインプラントを使うとこの限りではありません)

また、将来を考えて抜く歯の部位が違うケースもあります。

右左で、抜く歯を変えたケースを載せます。

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効率的には、同じ4番目の歯を抜いたほうがいいのですが。

写真を見ていただくとわかる様に、左上の歯は、神経をとって差し歯になっていました。

抜いた歯の写真を見ると、根っこの部分がぜんぜん違います。

将来(10年後、20年後)を考えると、技術的に難しくても、天然の歯を残したほうが良いと判断しました。

基本は、4番目の歯ですが、ケースによっては、他の歯を抜くこともあります。他の部位を抜いた症例も「症例集」に載せています。ご覧になってください。