経過を正しく観察することで、ラッキーでした。
「経過を見せてください」というケースがあります。この患者さんのケースでの目的は、、、、、
1 拡大した上顎の維持管理
2 生え変わってくる大人の歯のスペース確保
3 口元訓練の効果観察
必要に応じて写真や、骸骨レントゲン、全体レントゲン等資料をとって過去と比べて判断します。当然説明します。
見た目置きにしての来院でした。もう一つの見た目が、、、
お口が閉じにくいというものでした。口が開いてるということは、必然的に口呼吸の割合が多くなります。
拡大装置で、上顎を広げることで舌の位置、気道の確保、副鼻腔の浄化など体に良いこともたくさん起きます。
経過観察に入りました。目的は拡大の後戻りと、スムーズな乳歯と大人の歯の交換です。
安易な乳歯の抜歯は、厳に慎みます。本当の本当です。
4番が犬歯のスペースを稼ぐように生えてきてくれました。
自然に生え変わったところで、タイミングを見計らって部分矯正で整えます。
整いました。
流れをしめします。期間はかかりますが、その旨事前に説召してあります。
口元もかなり変わりました。一番喜ばれたのは、やはり口元の改善です。口呼吸から鼻呼吸に変わることで、身体にも好影響が出てくると思います。
経過観察してベストなタイミングを計ったので2年かかりました。
費用は、当時は20万円、今なら約30万円です。